【横浜聡子監督 プロフィール】
1978年青森県生まれ。横浜市立大学卒業後、東京で1年程OLをするも、映画を撮りたいと一念発起。

2002年に退職し、映画美学校第6期フィクションコース初等科入学。

2004年同校高等科卒業。卒業制作として地元・青森で撮影した「ちえみちゃんとこっくんぱっちょ」(2005)が、2006年第2回CO2オープンコンペ部門最優秀賞受賞。

CO2からの助成金を元に2作目「ジャーマン+雨」(2006)を制作。翌2007年、同作で第3回CO2シネアスト大阪市長賞を受賞。

初めての劇場公開作品となる。現在、新作の脚本を執筆中。
漫画家・楳図かずおを誰よりもリスペクトし、カラオケでは椎名林檎を熱唱、映画監督・侯孝賢(ホウ・シャオシェン)の映画が大好きで、坂口安吾を愛読している。

トラウマなんてクソくらえ!!
不細工でわがままでひとりぼっちのよし子は、
あらゆる欺瞞を突き飛ばし、世界に触れんと手を伸ばす!

よし子が町にやって来た!

ゴリラ顔、強引、わがまま、天涯孤独。ー林よし子、16才。
ぼろい平屋にひとりで住んでいて、学校にも行かない。美人でもないし、人から愛されるキャラでももちろんない。他人からみれば、不幸そのもの?どっこいよし子はうつむかない。

仕事は植木職人見習い。かっこいいドイツ人がいるのに、毎日''ゴリラーマン''とののしられ、棟梁には殴られる。どっこい、よし子は今日も叫ぶ。「アリンコども散れ!」

よし子の夢は歌手になること。歌はすべてがオリジナル。たて笛で作曲するよし子は、近所のガキども相手にたて笛教室を始める。生徒は3人。曲ネタは、まわりの人間たち一人一人のトラウマだ!

田舎町、ぼっとん便所、四葉のクローバー、女になりたい小学生、病院で眠るダンゴムシ、やり手の女子高生、汲み取り屋の変態オヤジ、本気のドッジボールドイツ人・・・。すべてを突きけて今日もよし子が町を駆け抜ける!

この世界には、嘘も本当も全部ぐちゃぐちゃのまま、全部ある。
いつだって目の前にある現実は優しくなんかない。けれどよし子は、その手で世界に触れたいと、あらゆる欺瞞を突き飛ばし、無防備なままダイブする!悩んだふりも傷や痛みも、もうたくさんだ!個人のトラウマを描いて涙する昨今の日本映画を笑い飛ばし、ついに''内向しない日本映画''、誕生!!

●監督・脚本/横浜聡子●撮影/平野晋吾 鎌苅洋一●出演/野嵜好美 藤岡涼音 ペーター・ハイマン 
本多龍徳 ひさうちみちお
Q:OLを辞めて、映画美術学校に入学したきっかけは??
きっかけは特にないです(笑)
ただ、大学にいる時からずっと、映像の仕事をやりたかったんです。 しゃべるのが苦手な反面、文章を書くのは好きでした。
Q:2005年の卒業制作「ちえみちゃんとこっくんぱっちょ」が、06年大阪市主催のシネアスト・オーガニゼーション(CO2)のオープンコンペ部門で最優秀賞を受賞していますね。
この作品の舞台は青森ですけど、ふるさとの青森を選ばれた理由ってあるんですか?
地元にいる時は考えもしなかったけれど、離れて暮らしてみて、実は・・・ふるさととはいいつつも、青森のことを全然知らないことに気づいたんです。 それが、申し訳なくて、寂しくて・・・。映画を青森でつくることによって、ふるさとのことをもっと分かるチャンスだと思ったんです。
Q:いちばん始めに「ジャーマン+雨」のような映画をつくりたいと思ったエピソードがあったら教えてください!

映画祭などで、自主映画を観ていて、内向的な映画が多いかんじがして。観ていて、あんまり面白くないなぁって思ったんです。まったく逆の映画をつくってみたい!起承転結しない、なんだコレ。こんなのみたことがない!!っていう映画をつくりたかったんです。

Q:「ジャーマン+雨」はきっと、誰もが抱えているものじゃないかっていう「トラウマ(心的外傷)」を題材にしたのは、どうしてですか?
なんでも、トラウマのせいだから出来ないっていう風潮をかんじていて、それがとても嫌だったんです。
なるほど!たしかにトラウマに閉じこもる必要はないですよね!よし子は他人のトラウマをたて笛で表現していますが、その発想がズバ抜けてすごい
(><)

Q:「よし子」はとってもパワフルな女の子ですが、監督も負けずとパワフルですよね!ズバリ=パワーの源とは?

やっぱり、純粋に映画をつくるのが好きっていう気持ち!!
現場をとおして経験しながら、技術的なことから、監督って何だろう?ってことまで、毎日が勉強の連続なんです。
なんでこんなにタイヘンなんだろって思うときもありますが、でも、どんなにタイヘンでも、また「つくりたい」って思うんです。

Q:これから、青森を築いていく夢あふれる若者にメッセージをお願いします!!
なんでもやってみないとワカラナイことっていっぱいあるので、まずはチャレンジするってことが大切だと思います。
横浜監督、リスピーのインタビューにご協力、ありがとうございました!!
そんな、横浜監督の次回作は・・・。舞台は青森かも?
その時は、通りすがりの役でもいいんでお願いします!(笑)
情報提供/横浜プロ 文/平野佳奈子
青森松竹アムゼにて3/7まで上映中 詳しくはこちらで→http://www.s-cinema.com/
ジャーマン+雨の公式サイトはこちらで→http://www.german-ame.net/flash.html
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